太陽系、銀河、宇宙の大きさを図で表してみる(その4)
前回 の続きでごわす
前回は、ラニアケア超銀河団の大きさまでだったので
いよいよ、宇宙の大きさまでの話
銀河フィラメントから観測可能な宇宙まで
前回の記事で出てきたラニアケア超銀河団
↑ この図から、グレート・アトラクターへの軌跡を消すと、
↓ こんな感じになる。
↑ この図から、どんどんとズームアウトしてみる・・・
宇宙の大規模構造
250 Mpc/h(250メガパーセク) = 約8億1500万光年
500 Mpc/h(500メガパーセク) = 約16億3000万光年
1 Gpc/h(1ギガパーセク) = 約32億60000万光年
見ての通り、まるで、ほつれた糸のような構造になっている。
そのため、このような銀河の集まりのことを「銀河フィラメント」という。(フィラメント=糸)
また、糸のように見える部分は、小さい視点から立体的に見た場合、まるで巨大な壁のようにも見えるため、銀河フィラメントのことを、別名「グレートウォール」と呼んだりもする。
宇宙は、このような構造の連続体で、これをひとくくりに「宇宙の大規模構造」と言う。
(大きい視点から立体的に見ると石鹸を泡立てた時の、泡のようにも見えるので、
別名「宇宙の泡構造」ともいう)
観測可能な宇宙
では、宇宙の大規模構造は、どこまで続いているのか?
結論としては、分からない (・ω・`)
ただ、理論上、地球から観測可能な宇宙は、地球を中心として半径約465億光年である。
直径だと約930億光年だ。
km に直すと、
半径: 4650垓km(465,000,000,000,000,000,000,000km)
直径: 9300垓km(930,000,000,000,000,000,000,000km)
– 参考 –
2014年時点で観測できている地球から最も遠い天体は、MACS0647-JD という名の天体である。正体はまだ不明だが、おそらく宇宙の初期の頃から存在する銀河。
地球からの距離は、約319億光年
はっきり言えば、地球が宇宙のど真ん中にあるはずはないので、
実際の宇宙は、それより遙かにデカいと思われる。(てか、有限なのか無限なのかすら分からない)
とりあえず、ラニアケア超銀河団の直径が5億光年なので、
観測可能な宇宙の範囲だけでも、ラニアケアを横に並べて、約186個分ってことになる。
宇宙の大きさのまとめ
直径 or 地球からの距離 | 長さ(単位:km) |
---|---|
地球から「宇宙」と呼ばれる上空までの距離 | 100km |
地球から国際宇宙ステーションまでの距離 | 400km |
地球の直径 | 12,742km |
地球から月までの距離 | 385,000km |
太陽の直径 | 1,391,600km |
地球から火星(最接近時)までの距離 | 60,000,000km ~ 100,000,000km |
地球から海王星(最接近時)までの距離 | 4,350,000,000km |
地球からヘリオポーズまでの距離 | 18,000,000,000km |
太陽系(オールトの雲の端から端)の直径 | 3,000,000,000,000km |
地球からプロキシマ・ケンタウリまでの距離 | 40,000,000,000,000km |
銀河系の直径 | 1,000,000,000,000,000,000km |
地球からアンドロメダ銀河までの距離 | 23,900,000,000,000,000,000km |
局部銀河群の直径 | 50,000,000,000,000,000,000km |
ラニアケア超銀河団の直径 | 5,000,000,000,000,000,000,000km |
地球からMACS0647-JDまでの距離 | 319,000,000,000,000,000,000,000km |
観測可能な宇宙の直径 | 930,000,000,000,000,000,000,000km |
実際の宇宙の直径 | 分からん (・ω・`) |
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- 地球と惑星・恒星・銀河との距離の動画 を公開しました
ディスカッション
コメント一覧
地球からプロキシマ・ケンタウリまでの距離 1ケタ違っているのではないでしょうか?
他は未確認ですが、もう一度、念のため確認頂けると幸いです。
pei さん。
ありがとうございます。
この表だと一個 0 が足りてないですね。直しました。
宇宙の果ては138億光年だっけ?
でも、それは今から138億年前の奴だから
今は465億光年あっても全然不思議じゃないよ。
むしろ465億光年を観測する必要すらない。
例えば1光年先に星があったとして、我々が観測したら、それは1年前のもの。何故なら、その星から出た光は1年かけて我々の目に入るから。
あーりんさん。
正確な表現で言えば、
光行距離:138億光年
= 光が届くまでにかかった時間。一般的な「天体までの距離」
共動距離:465億光年
= 光がたどってきた経路の長さ。実際の距離。
ですね。
サイ科学によれば大宇宙には中心(創造主)を取り囲む様に中央宇宙があり、その外側には7つの大規模な超宇宙(スーパーユニバース)が取り巻いているそうです。
私たちの銀河系宇宙は7番目のスーパーユニバースの中にある、70万のローカルユニバースの一つに属しているそうです。
人類は多くの星座などの銀河群が纏まった宇宙を全宇宙と思っていますが、70万あるローカルユニバースの一つに過ぎない訳です。
故関英男博士はサイ科学誌で宇宙の広がりを10の26乗光年と推定されています。
tohmazu さん。
マルチバースの概念で考えるとローカルユニバース70万ってのは少なすぎる気がしますけどねぇ。
ローカルユニバース70万ってのは、多分、物理的な存在かと思います。
我々の銀河系はローカルユニバースの中の61万6,121番目の、ローカルユニバースに属しているそうです。
その中には銀河群(星座)が130個程は在るとも言われます。
多次元的に眺めた場合は、同一の場所で多層多重に成っており、別の場所に在る訳ではないと言えます。
7つの大規模な超宇宙(スーパーユニバース)の外側は、未だ未開だと言われています。
これは、Timothy Wyllieさんと言う人の説だとあります。
なるほど。
まぁ、どんな説が出てこようとも、量子は観測するだけで形が変わってしまうので、どんな宇宙があっても、結局は人間が観測できる範囲しか証明はできないんですよね。
まあ、そうです。
しかし、2025〜2035年頃になれば、友好的な地球外の知的な生命体の存在を、主要な各国の政府が発表して、やがて訪問する事になれば宇宙の真実が明らかになるでしょう。
現時点では、地球外の知的な生命体の存在を隠している状態ですし、核や戦争の脅威も無視出来なくて、存在自体や訪問は到底に無理があります。
権力者や闇の支配者にとっては、この存在と訪問は自らの権力の座を明け渡すことを意味します。
過去には彼らが何種族も訪れた歴史があり、遺跡や粘土版に刻まれています。
彼らの頭蓋骨の化石もあります。
真実が明らかになる日は、そう遠くではありません。
それに、2035年頃になれば、一般の人々も次元上昇による、五次元世界への移行について関心が高まるでしょう。
そして、覚醒すれば宇宙意識と繋がり、殆どの事が見通せて分かる様になります。
人類が存在している間に地球外生命体には巡り会うことすら難しいほどの宇宙の大きさ…
ひじょう〜〜におもしろい。
自分がどんどん圧縮されて塵、芥のようになっていく感覚に悶えます。
マクロはミクロにつながっていくのね。
ゼロがいっぱい並べてある比較、とっても判りやすくてNICE!です。
会社の書類とか、見積もりとかで、143千円とかって書いてある奴は、無駄に複雑で、頭悪いのさらけ出してるみたいでちょっと・・・ね。
あと、スレ主さんは、とっくに気づいておられることと思いますが、ゼロ3つで(、)じゃなくて、ゼロ4つで(、)の方が、日本人としてはありがたいですよね。
いやー、ひさしぶりに利発な方にお会いできてうれしいです。
勉強になりました、ありがとうございました。
俺だよ、おれ! さん。
>143千円
この手の書き方は「会社の規則」である可能性もあるので、
何とも言えないですねぇ。
>ゼロ4つで
日本人というより、漢数字に慣れた方という感じですね。
ゼロ4つでのカンマ区切りは、今の時代では、むしろかなりレアですね。
当方では、ゼロ4つの区切りは相当、読みにくいです。。。
あははは、御説いちいちごもっとも、これからも、のぞきに伺う所存です、
なにとぞよしなに。
宇宙の年齢が138億歳なのに、
地球を中心として半径約465億光年の観測が理論上可能な理由がわかりません。
465億年も前はビックバン以前なのでそんなに遠くは観測ができないのではないでしょうか?
やまだ さん。
これを「分かりやすく」説明するのは極めて難しいですが、
一応、解説します。
・ビッグバンと宇宙の晴れ上がり
今から 137億年前にビッグバンが起こり、その後、宇宙は急速に膨張してます。
ビッグバンが発生してから、光が長距離進めるようになった時期のことを「宇宙の晴れ上がり」と言います。
これはビッグバンから379,000年後(約38万年)後で、今、地球から最も離れた位置からの光は、この「宇宙の晴れ上がり」の時に発せられた光です。
この時の光は、約3600万光年の距離だったとされます。
・宇宙マイクロ波背景放射
この頃の宇宙の背景放射の温度は約 3488K。現在は、宇宙膨張により 2.725K まで下がっています。
単純に計算すると 3488 / 2.725 = 1280 (正確な計算だと 1292倍)です。
背景放射の光は赤方偏移を受けて、波長が伸びたので、
宇宙はビッグバンから急速に膨張して、今は1292倍になったということです。
・観測可能な宇宙
地球から最も離れた位置からの光が「宇宙の晴れ上がり」の3600万光年の距離から1292倍まで膨張したので、
3600万 × 1292 = 465億1200万
なので、半径465億。直径930億なのです。
まぁ、でも、しょせんは天文学者の「仮説」の域は出ません。
また、重力波やダークマターの研究が進めば、さらに遠くの宇宙を観測可能かもしれません。
ちっさ。・・
繋がりが途切れている所がない、
繋がりがある所・ない所の差は?
ある所には銀河が詰まってる。
銀河同士の繋がりを
仮に、神経だとすれば
その繋がりには何が流れているんだろう。
宇宙の大構造体を見ていると、まるで脳の神経細胞を見ている見たいって、私だけ❓