太陽系、銀河、宇宙の大きさを図で表してみる(その3)
前回 の続きーヽ(´ー`)ノ
前回は局部銀河群までの大きさまで
今回は、局部銀河群が属してる「超銀河団」のお話
超銀河団と、その大きさ
「超銀河団」ってのは、銀河群や銀河団が集まってできた団体様のこと
例えて言うなら、会社の「部、課、係」の「部」に相当すると思えばいい
会社に例えるなら ↓ こんな感じ
- 部 = 超銀河団
- 課 = 銀河団、銀河群(群より、ちょっと大きめなのが団)
- 係 = 銀河
なので、我々が住んでいる局部銀河群も、どこぞの、なんちゃら超銀河団に属してる
グレート・アトラクター
銀河群や銀河団ってのは、何かに吸い寄せられるように、一定の方向に移動してる。
この「何か」は「グレート・アトラクター」と呼ばれる謎の重力源。
ぶっちゃけ、星や銀河どころか、多数の銀河団を吸い寄せるほどの重力源なので、
「宇宙で最も強い力を持つ」などとも言われる。
これまで、局部銀河群がどこの超銀河団に属しているのか、という議論は多くあった
その議論の中で、
- 我々の住んでいる局部銀河群は、
- おとめ座超銀河団に属していて、
- おとめ座超銀河団は、さらに、うお座・くじら座超銀河団Complexに属している
という宇宙マップが作られてきた。(↓ こんな感じ)
│
├─ うお座・くじら座超銀河団Complex
│
├─ おとめ座超銀河団
│ │
├─ おとめ座銀河団
│
├─ おおぐま座銀河団
│
├─ ろ座銀河団
│
├─ おとめ座III銀河群
│
├─ 局部銀河群← ココ
│
├─ しし座銀河群
│
├─ かじき座銀河群
│
├─ エリダヌス座銀河群
│
・・・が、これらの宇宙マップは、どの銀河団が、どこのアトラクターに支配されているのか?
ということまでは分からなかった。
・・・が、2014年9月に新説登場(・∀・)
ラニアケア超銀河団
ハワイ大学の天文学者ブレント・タリー氏の研究チーム
銀河が宇宙空間でどのように運動しているかを観測し、
銀河系と周辺の銀河がどのアトラクターに支配されているかを突き止めた。
そして、新たに、我々の住んでいる超銀河団の範囲を定義した。
その超銀河団の名前は
↓ ラニアケア超銀河団
↓ 全体像
↓ 3D
ちなみに、糸状に見えるのは、グレート・アトラクターに引き寄せられる軌跡なので、
本当に、このような糸状に見えるわけじゃない
ラニアケア超銀河団の大きさ
ラニアケア超銀河団の直径は、約5億光年
km に直すと 約50垓km
つまり、
5,000,000,000,000,000,000,000km
天の川銀河の大きさが
1,000,000,000,000,000,000km
なので、約5000倍くらい
↑ この図(620×620ピクセル)に天の川銀河を正確に描くと
0.1ピクセル程度にしかならないので、全く、図にならない・・・ (・ω・`)
ちなみに、太陽の直径が、1,391,600km なので
ラニアケア超銀河団の大きさは、太陽の3,600,000,000,000,000(3600兆)倍くらいですな・・・
・・・ 次回、その4へ続く。
- 宇宙の大きさ動画 を公開しました
- 地球と惑星・恒星・銀河との距離の動画 を公開しました
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