ふたご座（Gemini）
黄道十二星座の1つ。
トレミーの48星座の1つ。
全天21の1等星の1つであるポルックスを擁する。
ポルックスと、それに次いで明るいカストルの星の名はギリシア神話に登場する双子のポルックス（弟）とカストル（兄）が由来である。
神話
ゼウスはスパルタ王妃レダに恋をし、白鳥（はくちょう座）に化けて彼女に近づいた。
白鳥が去った後、レダは2つの卵を産み落とし、これが双子の兄弟となった。弟はポルックス、兄はカストルという。
ポルックスは神であり不死であったが、カストルは人間であり、いずれは死ぬ運命にあった。
しかし、ポルックスは上位の神に頼み、自分の不死を兄に半分分け与えた。
そのため、双子は半日を神として天上で過ごし、残りの半日は地上で人間として今も楽しく暮らしているという。
関連：はくちょう座
主な恒星
- α星：カストル
- β星：ポルックス（全天21の1等星の1つ）
- γ星：アルヘナ
- δ星：ワサト
- ε星：メブスタ
- ζ星：メクブダ
- η星：プロプス
- μ星：テジャト・ポステリオル
- λ星：ケバシュ
- ξ星：アルジル