うみへび座(Hydra)
トレミーの48星座の1つ。
全天で最も大きな領域をもつ星座。
最も明るいアルファルドは2等星だが、残りの星は3等星以下である。
神話
ミュケナイ王エウリュステウスの命で12の冒険を行うことになったヘラクレスの2番目の冒険は、怪物ヒュドラを退治することであった。
ヒュドラは巨大な胴体と9つの首を持ち、首を1本切り落としても、すぐに新しい首が2本生えてくるという怪物である。
ヘラクレスは最初、ヒュドラの毒にやられないよう口と鼻を布で覆い、ヒュドラの巣に火矢を打ち込んでヒュドラに立ち向かった。
しかし、ヒュドラは9つの首のうちの1つが不死であったため、首を切り落としても全ての首が元に戻ってしまいヘラクレスは苦戦した。
ヘラクレスは御者のイオラオスに助けを求めた。
イオラオスは首の切り口に火を当てて焼き、新しい首が生えないようにすることを思いついた。
イオラオスは森を燃やし、その燃え木でヒュドラの首を焼いて首が生えないようにした。
そして、ヘラクレスは真ん中の不死身の首を巨大な岩の下敷きにしてヒュドラを倒した。
ヒュドラはのちに天に昇り星座になったという。
主な恒星
- α星:アルファルド
- γ星
- δ星
- ε星:アシュレシャ
- ζ星
- θ星
- ι星
- λ星
- μ星
- ν星:シェラシフ
- π星
- ξ星
- υ1星
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