太陽系、銀河、宇宙の大きさを図で表してみる(その2)

2014年12月6日

Andromeda Galaxy

前回 の続きです。

前回は、太陽系の大きさまでだったので、今度は、太陽系を飛び出して、
今回は、近くの恒星までの距離から。。。

太陽系を飛び出して近傍銀河までの距離を見てみる

太陽は恒星。
水星、金星、地球、火星、木星、土星、天星、海星は惑星。

太陽系は、太陽の重力の影響が及ぼす範囲までなので(異説多数あり)、
太陽以外の恒星は、当然、太陽系より外側にある。

一番近い恒星プロキシマ・ケンタウリ

太陽系から一番近い恒星は、プロキシマ・ケンタウリ。

太陽からの距離は、約4.22光年(40兆km)

前回の記事で書いたように、太陽から太陽系の端っこ(オールトの雲の端っこ)までは
約1.575光年(15兆km)なので、その約2.68倍の距離にある。

図にすると、だいたい ↓ この辺

プロキシマ・ケンタウリまでの距離

人類が作った人工物で一番遠く(地球から180億km)まで行ったボイジャー1号が、
プロキシマ・ケンタウリを目指して移動した場合、到着まで、約7.2万年かかる・・・

銀河の大きさ

太陽系とともに、宇宙の概念で有名なのが銀河なので、
次は、一気に我々が住んでいる天の川銀河(銀河系)まで飛び出てみる。

天の川銀河の直径は約10万光年くらい
km に直すと、約100京km
つまり、

1,000,000,000,000,000,000km

太陽系の半系を1.575光年(15兆km)とすると
直径は、約30兆kmなわけで

3,000,000,000,000km

なので、天の川銀河の直径は太陽系の約33万倍

また、太陽の直径は 1,391,600km なので、天の川銀河は太陽の約7200億倍ほどになる。

よって、図にしてもバカバカしくなるデカさ・・・

天の川銀河

↑ この画像は620×620ピクセルなので、33万倍とかだと、
太陽どころか、太陽系ですら1ピクセルに遠く及ばない。

上の図に太陽系を描いた場合、0.002ピクセル程度

太陽だと、0.000000000002ピクセル程度になるはず・・・

アンドロメダ銀河

地球から近い位置にある巨大銀河、アンドロメダ銀河

アンドロメダ銀河の直径は約22万~26万光年なので、天の川銀河の約2~2.5倍くらいデカい。

距離にして、地球から約239万光年離れてる。
km に直すと、2390京km
つまり、

23,900,000,000,000,000,000km

人類が有人で辿り着いた唯一の天体が月(距離:385,000km)なので
アンドロメダ銀河へ、行こうと思ったら、
さらに62兆倍の距離を移動しないといけないことになる・・・

また、天の川銀河、アンドロメダ銀河、さんかく座銀河、その他、数十個の小さい銀河が集まって、
局部銀河群を形成している。

この局部銀河群の直径は約500万光年くらい

図にすると、↓ こんな感じ

局部銀河群

小さい点は、もちろん星ではなく、銀河である。
この図は、かなり省略してるので、実際には、もっとたくさん(少なくとも50個以上)の銀河がある。

ちなみに、アンドロメダ銀河は肉眼でも見える。
地球から肉眼で見た場合のアンドロメダ銀河の大きさは、満月の約5倍

・・・のはずなんだけど、
肉眼で捕らえることのできる光の量が超少ないので、小さくしか見えない・・・

その3へ続く。