映画トロン:レガシーのコマンド解説
主人公・サム・フリンが打つコマンド
主人公・サム・フリンは、失踪した父親が経営していたゲーム・センター内にある隠し部屋を発見する。その隠し部屋にあった端末に向かうサム ↓
サムは、端末にコマンドを入力していく。
最初にサムが入力したコマンドは以下である。
$ whoami
flynn
$
whoami というのは、現在ログイン中のユーザー名を表示するコマンド。
このコマンドにより、ログインユーザー名が「flynn」であることが分かる。
flynn とは、主人公サム・フリンの父親・ケヴィン・フリンのユーザー名であり、この whoami コマンドにより、「この端末を最後に操作していたのは、父親である」ということが判明したのだ。
次にサムが入力したコマンドは以下である ↓
$ uname -a
SolarOS 4.0.1 Generic_50203-02 sun4m i386
Unknown.Unknown
$ login -n root
Login incorrect
login:
「uname -a」とは、システムの全情報を表示するコマンドだが、ここでは、特に意味はなさそうだ。とりあえず、「SolarOS(ソーラーOS)という OS を使ったシステムである」程度のことしか分からない。
次に入力した「login -n root」とは、管理者権限でログインすることを試してみたコマンドである。
しかし、「Login incorrect」(不正なログイン)と表示されて、ログインには失敗している。
そこで、サムが次に試したのが、以下のコマンド。
login: backdoor
No home directory specified in password file!
Logging in wwwith home=/
#
コマンドというより、単に「backdoor」というユーザー名を入力しただけ。
通常、こんな分かりやすい名前で、なおかつパスワードすら入力せずに管理者権限になれるわけがないのだが、「映画のストーリーを進行させるため」にユルユルのセキュリティ状態になっているだけのようだw
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