ロシアが資本主義になれなかった理由

ロシア連邦

ゴルバチョフ大統領のペレストロイカ(再構築(改革))により、ソビエト連邦は崩壊し、いくつかの独立した国を除き、ロシア連邦として新たな国家が形成されて、すでに25年が経過した。

ロシア連邦は当初、ソ連型社会主義を改め、資本主義の社会構造を取り入れようと試みた

それまで国家が運営していた農場や工場を「企業・会社」にして、国民に対し平等に「株」を発行したのである。

まぁ、これで、資本主義化の第一歩を歩み始めたはずだった・・・

が、残念だったのは、ロシアの一般人に「株」の知識がなかったことである。

ロシアの一般人にとっては、

「お金が欲しいのに、食糧が欲しいのに・・・」
「株って何だ?この紙切れは何の役に立つんだ?・・・」

という状態。

そんな状態だから、悪い奴ってのはいるもので、

katteageru

悪い奴:「その紙切れ、買ってあげるよ」
一般人:「マジで?売る売る!」

株の知識がある奴が、いますぐお金が欲しい人や、株の知識がない人から、

市場価値よりも遙かに安値で株を買いまくっていったのだ。